【月1パーソナルでも意味ある?】自分に合った“続く通い方”の見つけ方
- 陽正 橘山
- 2 日前
- 読了時間: 4分

「月1回しか行けないけど、それって意味あるの…?」
仕事が忙しくて、週1ペースで通うなんて無理。
でも「何もしないのはイヤ」だから、月1くらいなら行けるかも——。
そんなふうに思っている人、多いですよね。
SNSを見ると「週2以上じゃないと効果ない」と書かれていたりして、
「じゃあ月1なんて意味ないのかな」と不安になる人も。
でも結論から言うと、目的さえハッキリしていれば月1パーソナルでも十分意味があります。
ただし「何を目的にするか」で、その“意味の持たせ方”は全く変わります。
🏋️♀️月1パーソナルでも意味があるのはこんな人
【1】自分で週2回ジムに行ける人は「軌道修正」に使おう
「トレーニングの方向性が合ってるか確認したい」「フォームを見てほしい」
そんな人には、月1パーソナルがすごく効率的。
パーソナルトレーナーがフォームを見て、負荷や姿勢のズレを直してくれるだけで
その後の1ヶ月、自主トレの質がガラッと変わります。
研究(Schoenfeld et al., 2019)でも、正しいフォームでトレーニングを行う人の方が筋肥大効率が高いという結果が出ています。
つまり、「方向性の確認+軌道修正」として月1を使えば、
トレーニング迷子を防げるんです。
【2】「モチベ維持」や「気分転換」にも◎
正直、筋トレは単調。
特に1人で黙々とやっていると、飽きてきたり、行くのが億劫になったりしますよね。
そんな時に月1パーソナルを“気分転換デー”にするのはおすすめ。
トレーナーに「最近ここが気になる」「体重は減ったけど見た目が…」などを相談すれば、
その場であなたに合った新しい刺激をくれます。
心理学的にも、「定期的なポジティブ刺激」は行動維持の鍵(Ryan & Deci, 2000)。
楽しく続けるための“リマインダー”として、月1パーソナルは立派な意味があります!
【3】ダイエット目的なら月2〜8回が理想
もしあなたの目的が「見た目を変えたい」「脂肪を落としたい」なら、
月1だとやや物足りないかもしれません。
理由はシンプルで、週1〜2回の筋トレ+生活習慣の見直しが必要だから。
筋トレの効果(筋タンパク合成の亢進)は48〜72時間で落ちるため、
月1だと身体への刺激が維持しづらいのです(Phillips et al., 2017)。
つまり、ダイエットやボディメイクなら
月2〜4回 → 習慣化+変化を実感できる
月5〜8回 → 食事・体調管理も含めて本格改善
このペースでのパーソナルをおすすめします。
【4】運動習慣をつけたいなら「初期は詰めて」通おう
「まずは動く習慣をつけたい」という人は、最初の1〜2ヶ月だけでも
週1〜2回ペースで通う方が結果的に近道です。
脳科学的にも、行動が“自動化”するには平均66日かかるといわれています(Lally et al., 2010)。
つまり最初の約2ヶ月が勝負。
そこで身体と脳に“運動するのが当たり前”という流れをつくってから、
月1ペースに切り替えてもOKです。
【5】「時間もお金もムダにしない」ために目的を決めよう
「何となく通う」よりも、
今月はフォーム改善
来月は下半身の引き締め
再来月は食事相談
のように1ヶ月ごとにテーマを決めておくと、
たとえ月1でも濃い時間になります。
目的が明確なら、トレーナーもあなたに最適な提案をしてくれるので、
効率も効果も段違いです。
💡まとめ:月1パーソナルを“意味ある時間”に変えるコツ
自主トレしている人→「フォーム・方向性の確認」に活用
モチベ維持目的→「刺激と気分転換」に活用
ダイエット・見た目改善→月2〜8回ペースで継続が◎
習慣化狙い→最初の2ヶ月は詰めて通うのがおすすめ
どんな通い方でも、「あなたの目的」に合っていれば意味があります。
迷った時は、一度プロに相談してみるのが早道です。
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📚参考文献
Schoenfeld BJ et al. (2019). Resistance training volume enhances muscle hypertrophy but not strength in trained men. J Strength Cond Res.
Phillips SM et al. (2017). The science of muscle hypertrophy: making gains sustainably. Applied Physiol Nutr Metab.
Ryan RM & Deci EL. (2000). Self-Determination Theory and the facilitation of intrinsic motivation. Am Psychol.
Lally P et al. (2010). How are habits formed: Modelling habit formation in the real world. Eur J Soc Psychol.




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