【筋トレすると気持ちが数日間沈む時がある…それ、あなたのせいじゃないかも】
- 陽正 橘山
- 3 日前
- 読了時間: 4分

「え、昨日トレーニング頑張ったのに、なんか今日は気分が落ち込む…」
「身体は引き締まってるのに、やる気が出ない」
そんな経験、ありませんか?
実はこれ、筋トレ初心者さんやパーソナルジムで“追い込みすぎた人”によく起こる現象なんです。
「筋肉痛は頑張った証!」と思っていても、気持ちまでどんよりしてしまうと、日常のパフォーマンスも下がってしまいますよね。
今回は、筋トレ後に気持ちが沈む理由と、気分を安定させながら続けるための対処法をお伝えします。
「自分メンタル弱いのかな?」と感じていた方、今日の記事でスッキリするはずです☺︎
1. トレーニングで“幸せホルモン”が乱れることがある
筋トレは「エンドルフィン」や「セロトニン」といった“幸せホルモン”を分泌させることで知られています。
でも、過度な負荷や長時間のトレーニングになると、逆に**ストレスホルモン(コルチゾール)**が増加してしまうことが。
コルチゾールは本来、集中力を上げるために必要なホルモンですが、
分泌が長引くと「不安感」「気分の落ち込み」「疲労感」を感じやすくなります(※参考:Psychoneuroendocrinology, 2019)。
💡ポイント
筋トレ直後にスッキリしても、翌日から3日ほど“どんより”する人はオーバートレーニングのサイン。
体は回復しようとしているのに、心が追いついていない状態です。
2. 筋肉だけでなく“神経”も疲れている
実は筋トレ後の疲労は、筋肉だけではなく自律神経の疲労も関係しています。
重い負荷をかけると、交感神経がずっと優位になり、
寝てもリラックスできなかったり、朝スッキリ起きられなかったり…。
その結果、**「身体は元気なのに気持ちが上がらない」**というズレが起こるのです。
対策としておすすめなのがこちら:
トレーニング翌日はストレッチや軽い散歩で副交感神経を刺激
ぬるめのお風呂(38〜39℃)で10分
寝る前のスマホOFF時間を30分
小さな回復習慣が、次のトレーニングの質を大きく変えます。
3. 栄養不足がメンタルにも影響
「減量中だから」と食事を抜いていませんか?
筋トレ後はエネルギーと栄養の消耗が激しく、炭水化物やたんぱく質が足りないと脳の働きも鈍ります。
特に**トリプトファン(大豆・卵・鶏むね肉などに多い)**は、セロトニンの材料。
不足するとイライラや落ち込みが出やすくなります(※Journal of Psychiatry & Neuroscience, 2017)。
トレーニング後は、
プロテイン+バナナ
鶏むね肉と玄米
などで**「筋肉+メンタル」両方を回復**させましょう。
4. 「やり切った!」より「続けられる」負荷が正解
パーソナルジムでは「もう1回!」「限界まで!」と追い込むことが多いですが、
実は追い込みすぎるとモチベーションが続かないという研究もあります(※Sports Medicine, 2020)。
トレーニングの目的が「筋肥大」でも「ダイエット」でも、
気分が落ちるほどの負荷は、長期的には逆効果。
💡目安は「少しキツいけど、翌日も動ける」程度。
トレーニングは“根性論”ではなく“継続戦略”です。
5. 筋トレうつ(Exercise-Induced Depression)を疑ってもOK
筋トレ後に気分が落ち込む状態を、最近では「筋トレうつ」と呼ぶ専門家もいます。
これは、筋トレによる身体ストレス・睡眠不足・ホルモンバランスの乱れが重なって起きる一時的なもの。
放っておくと「ジムに行くのが怖い」「やる気が戻らない」状態になることも。
そんな時は、
1週間休む
ストレッチやピラティスなどに切り替える
パーソナルトレーナーに**“体調も含めて”相談**する
「休むこと」も立派なトレーニングの一部です。
まとめ:トレーニングは「頑張る」より「整える」へ
筋トレで気持ちが沈むのは、あなたが頑張りすぎている証拠。
体も心も「回復時間」が必要です。
まずは、
負荷を見直す
栄養と睡眠を整える
気分の波を観察する
たったこれだけで、次第に「気持ちよく動けるカラダ」に変わっていきます。
もし「最近トレーニングしてるのに気分が上がらない」「体調の整え方がわからない」
そんな時は、一度専門トレーナーに相談してみてください。
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あなたの「整えるトレーニング」を一緒に見つけましょう☺︎
今すぐ試してみてください。
📚参考文献
Duclos, M. et al. (2019). Cortisol and overtraining: Psychoneuroendocrinology Review.
Young, S. N. (2017). The role of tryptophan in mood disorders: Journal of Psychiatry & Neuroscience.
Halson, S. L. (2020). Monitoring training load to avoid overtraining syndrome: Sports Medicine.




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