【睡眠時間を増やすと何故痩せるのか?】
- 陽正 橘山
- 10月22日
- 読了時間: 4分

夜更かししてる限り、ダイエットはうまくいかない理由とは。
「夜になるとつい食べちゃう」「寝る前のSNSタイムがやめられない」
「サプリも飲んでるのに体重が減らない…」
──そんなあなた。
実は、“寝不足”こそが、あなたのダイエットを邪魔している一番の原因かもしれません。
食事も気をつけてる。運動もそこそこしてる。
それでも体重が落ちないのは、「寝る時間」が足りていないから。
睡眠は、ただ“休む時間”ではなく、“体を整える時間”。
脂肪を燃やすホルモン、食欲をコントロールするホルモン、筋肉を修復するホルモン——
すべて「寝ている間」に動いているんです。
この記事では、**「なぜ寝るだけで痩せやすくなるのか」**を、科学的な根拠とともにわかりやすく解説します。
① 寝不足は「食欲スイッチ」を壊す
夜更かしを続けると、食欲を抑えるレプチンが減り、食欲を増やすグレリンが増えることが分かっています。
アメリカ・シカゴ大学の研究では、睡眠時間を8時間から4時間に減らした被験者は、
翌日食欲が約24%も増加したという結果が出ています。
つまり、寝不足の翌日「甘いものが異常に食べたい」「夜に我慢できない」は、意志の弱さじゃなくホルモンのせい。
📍ポイント
レプチン(満腹ホルモン)が減る
グレリン(食欲ホルモン)が増える
結果、食べすぎやすくなる
「寝る時間を増やす=食欲コントロールが自然にできる」んです。
② 睡眠中こそ「脂肪燃焼タイム」
寝ている間、体は休んでいるようで実は“代謝が活発”。
特に深い睡眠(ノンレム睡眠)では、「成長ホルモン」が大量に分泌されます。
このホルモンは、子どもの成長だけでなく
👉 脂肪の分解
👉 筋肉の修復
👉 肌や内臓の再生
にも関わっています。
もし睡眠時間が足りないと、成長ホルモンの分泌が減り、
「代謝が落ちて脂肪が燃えにくい体」になってしまう。
つまり、寝ることは「何もしてない時間」ではなく、
“脂肪が燃えていく時間”なんです
③ 寝不足は「筋肉を減らし、リバウンドを招く」
カロリーを減らしても、筋肉が維持できていればリバウンドしにくい。
でも睡眠不足が続くと、筋肉を守るホルモン(テストステロン・成長ホルモン)が減少し、
代わりにストレスホルモン(コルチゾール)が増えます。
カナダ・トロント大学の研究では、
睡眠不足のダイエッターは、十分寝ている人に比べて筋肉の減少率が2倍以上になるというデータも。
👉つまり、寝ないで痩せる=“体重は落ちても、ほとんどが筋肉”ということ。
結果、代謝が下がってリバウンドしやすい身体になります。
「寝る時間を削って頑張る」は、長期的に見ると逆効果なんです。
④ 睡眠で「自律神経が整う」と痩せやすくなる
寝不足の日、朝からだるくて動きたくない…
それは、自律神経のバランスが乱れているサインです。
自律神経の“交感神経”が過剰に働くと、体は常にストレス状態。
脂肪燃焼が止まり、むしろ「脂肪をため込みやすく」なります。
十分な睡眠をとることで、
体温調整がスムーズになる
血流が良くなる
ホルモンバランスが整う
結果、自然と代謝が上がり、「痩せやすく太りにくい」体質に変わっていくんです。
⑤ 睡眠を“痩せ習慣”に変えるコツ
じゃあ、どうすれば睡眠の質を上げて痩せられるの?
今日からできるポイントを5つ紹介します👇
☑️ 寝る2時間前はスマホやPCを見ない(ブルーライトを避ける)
☑️ 寝る90分前にぬるめのお風呂でリラックス
☑️ カフェインは夕方以降NG
☑️ 朝は太陽の光を浴びて体内時計をリセット
☑️ 夜食を避ける代わりに温かいお茶やハーブティーを
この5つだけでも、寝つきやすさ・深い睡眠の質が大きく変わります。
💡まとめ:「寝る時間」があなたのダイエットの分かれ道
「運動もサプリも頑張ってるのに痩せない」
──そんなときこそ、まず“睡眠”を見直してみてください。
睡眠を削る=脂肪を燃やす力、筋肉を守る力、食欲を抑える力、全部を削ってるのと同じ。
寝る時間を増やすことは、“楽して痩せる”最強の習慣です。
🌙「ダイエット=頑張る」ではなく
🌙「寝る=整える」へ。
あなたの体は、今日から変われます。
今夜はいつもより30分だけ早く寝てみてください。
そして、どれだけ朝がスッキリするか、体で感じてみましょう。
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【参考文献】
Spiegel, K. et al. (2004). “Brief communication: Sleep curtailment in healthy young men is associated with decreased leptin levels, elevated ghrelin levels, and increased hunger and appetite.” Annals of Internal Medicine.
Van Cauter, E. et al. (2008). “Impact of sleep and sleep loss on neuroendocrine and metabolic function.” Hormone Research.
Nedeltcheva, A. et al. (2010). “Insufficient sleep undermines dietary efforts to reduce adiposity.” Annals of Internal Medicine.
Tasali, E. et al. (2022). “Effect of sleep extension on objectively assessed energy intake among adults with overweight in real-life settings.” JAMA Internal Medicine.
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その答えは、あなたの今夜の睡眠時間にあります。今すぐ試してみてください。




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