【夜甘い物を食べると人はもっと食べたくなる】
- 陽正 橘山
- 11月25日
- 読了時間: 4分

「今日は頑張ったし、ちょっとだけ。」
そう思って夜にチョコを1粒だけ食べるつもりが…
気づいたら袋が空。
追加でアイス、クッキー、ポテチまで開けてしまった——。
「自制心が弱いの?私っておかしい?」
そう落ち込んだ経験、ありませんか?
実はこれ、あなただけじゃありません。人の脳の仕様です。
夜の甘いものが止まらなくなるのには、ちゃんと“科学的理由”があります。
今日はそのメカニズムと、すぐできる対策をまとめました。
読んだ後から夜の甘い物との付き合い方が変わります。
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夜に甘い物を食べると“もっと欲しくなる脳”に切り替わる理由
夜に甘い物が止まらなくなるのは意思の弱さではなく、脳内報酬系の作用。
砂糖を摂る → ドーパミンが大量分泌
ドーパミンが出る → 「もっと欲しい」と脳が指令
とくに夜は意思決定に使う前頭前皮質の活動が低下しているため、我慢しにくい状態。
つまり、
「夜に甘い物を食べる → もっと欲しくなる」は身体の反応としては正常。
🔍参考:
・“Human and Animal Studies of Sugar Reward” (DiNicolantonio et al., 2017)
・“The Effects of Self-Control Fatigue on Food Choices at Night” (Wagner et al., 2013)
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夜のお菓子は“止まらない”ように設計されている
お菓子業界の多くは、食欲を止めにくい配合で商品を設計しています。
例えば…
甘味 × 塩味 × 脂質の組み合わせ
サクサク食感による咀嚼快感
口どけによる中毒性
小分け包装の「あと1個欲しい心理」刺激
これらは「満腹より快楽を優先させる味覚刺激」の典型で、科学的に立証されています。
だからこそ、
「少しだけ食べよう」は最も危険なフレーズ。
止まらなくなるのは、あなたの意思が弱いからじゃない。
「止まらなくて当たり前」なんです。
🔍参考:
・“Highly processed foods can be addictive” (Gearhardt et al., 2023, Nature Reviews)
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太りやすいのは夜だからこそ
夜の甘い物は太りやすい。
理由はインスリン感受性の低下と体内時計の影響。
研究では、夜間は
脂肪をため込む酵素が増える
糖処理能力が昼と比べて低くなる
体温・活動量が低く脂肪が燃えにくい
という状態。
つまり、
同じケーキでも昼より夜の方が脂肪になりやすい。
🔍参考:
・“Circadian Rhythm and Glucose Metabolism” (Qian & Scheer, 2016)
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夜甘い物を“やめられる人”がやっている3つの対処法
「食べないように我慢する」より
「食べたくならない仕組みをつくる」方が圧倒的に成功します。
①夕食後に“完全に食事を終了する儀式”を作る
例:歯磨き・ハーブティー・温かいシャワー
→「食事は終わり」と脳が認識しやすい
②買い置きをゼロにする
意志より環境の方が強い
→“あるから食べる、なければ食べない”
③代替を用意:甘さ✕低中毒性のもの
おすすめ:
カカオ70%以上のチョコ2〜3粒
ヨーグルト+はちみつ
みかん
プロテイン(チョコ味は満足感高)
小腹が空くのは悪ではない。
ただ依存性の強いお菓子に流れない選択肢を持つことが大切。
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まとめ:大事なのは“戦い方”
夜の甘い物が止まらないのは弱さじゃない。
脳・体・食べ物の性質として当然。
だからこそ大事なのは
❌「我慢する」「気合で耐える」
ではなく
⭕「甘い物が止まらなくなる状況を作らない」
今日からできる小さな一歩で、夜の暴食は必ず変わります。
あなたの生活、体型、睡眠の質まで整い始めます
まずはどれか1つでOK。今すぐ試してみてください。
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参考文献
DiNicolantonio et al., “Human and Animal Studies of Sugar Reward,” 2017
Wagner et al., “The Effects of Self-Control Fatigue on Food Choices at Night,” 2013
Gearhardt et al., “Highly processed foods can be addictive,” Nature Reviews, 2023
Qian & Scheer, “Circadian Rhythm and Glucose Metabolism,” 2016




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