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【お酒飲んだ後、ラーメンをなぜ食べたくなる?】

  • 執筆者の写真: 陽正 橘山
    陽正 橘山
  • 11月27日
  • 読了時間: 5分

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仕事終わりの1杯。

気づけば2杯、3杯とお酒もすすみ、

ほろ酔いの帰り道にふと漂う“あの香り”…。


「いやいや、今日は我慢するって決めたのに」

そう思いながらも、なぜか吸い込まれるように深夜のラーメン屋へ。


──でも安心してください。

あれ、全部あなたの“意志の弱さ”ではありません。

体の仕組み・脳の働き・お酒の性質が組み合わさって、自然とラーメンが欲しくなるようにできているんです。


この記事では、


  • なぜお酒の後にラーメンが欲しくなるのか

  • メリットとデメリット

  • 今日からできる対策



を 科学的根拠(論文ベース) と一緒に、カジュアルに解説します。

「また夜ラーメンしてしまった…」と落ち込みがちな方ほど、最後まで読んでみてください。





◆ なぜ深夜にラーメンが食べたくなるの?




①【アルコールで“塩分欲”が爆増する】



お酒を飲むと、体は軽い脱水状態になります。

アルコールには利尿作用があり、体の水分と一緒に ナトリウム(塩分)も排出されます。


その結果…


👉 脳が「塩を補給せよ!」と指令を出す

👉 → しょっぱいラーメンが無性に食べたくなる


特に日本酒やビールは利尿作用が強く、塩分欲求を高めやすいことが複数の研究で報告されています。





②【血糖値が下がり、炭水化物スイッチが入る】



アルコールが入ると、肝臓はアルコールの分解を最優先します。

その結果、血糖値が一時的に下がるため、脳はこう判断します。


「エネルギー足りてない!炭水化物よこせ!」


血糖値を素早く上げるのは、

✔ ラーメンの麺

✔ スープの糖質

このあたりが脳にとって“最強に都合がいい”わけです。


つまり、あの夜ラーメン欲は

脳の生き残り戦略でもあるということ。





③【アルコールが意思決定を揺らす】



“お酒の魔力”で、冷静な判断ができなくなるのも大きな理由。


アルコールは前頭葉(我慢や理性を司る部分)の働きを鈍らせます。

そのため、


  • 「今日こそは夜食なし!」

  • 「明日は朝トレだから控えよう」



と思っていても、気づけば暖簾をくぐっている…。


これは意志が弱いのではなく、脳の機能が一時的に“ゆるむ”だけです。





④【ラーメン=安心のご褒美という“記憶”】



人は経験の積み重ねで行動が習慣化されます。


例えば、

学生の頃から「飲んだ→締めにラーメン」が定番だった人。

仲間と楽しい気分のまま食べたラーメンが“快楽の記憶”として残り、

体より先に心がラーメンを求めるようになることも珍しくありません。


ラーメンの湯気を見るだけで、

「あ、これだよこれ」

と体が反応するのはそのためです。





⑤【実はメリットもある】



意外かもしれませんが、完全に悪いわけではありません。


✔ 塩分補給で脱水を防ぐ

✔ 炭水化物で低血糖を防ぐ

✔ 温かいスープが消化を助ける


“ゼロが正義”というわけではなく、

身体的には「状況次第ではプラス」な面もあります。


ただし──

もちろんデメリットもあります。





◆ 深夜ラーメンのデメリット



  • 脂質と塩分過多で翌日のむくみ・だるさが強まる

  • 睡眠の質を下げる(胃腸が休めない)

  • 摂取カロリーが高く体脂肪がつきやすい

  • 慢性的に続くと血圧上昇リスク



特に、

「翌日なんか体が重い」「眠りが浅い」という人は、

深夜のラーメンが大きな原因になっているケースが多いです。





◆ 今日からできるスマホ2タップの対策




①【“代替ラーメンルール”をつくる】



例えば…


  • 油少なめ

  • 麺半分

  • あっさり系(塩・鶏だし系)

  • 具材を増やす(ネギ・ワカメ・もやし)



「ゼロにする」より ハードルの低い改善 が長続きします。





②【飲む前にタンパク質を入れておく】



アルコールの吸収をゆっくりにし、血糖値の急落を防ぎます。


  • 枝豆

  • 焼き鳥(塩)



これだけで、夜ラーメン欲が30〜40%減ると言われています(栄養学の臨床研究より)。





③【帰り道で“口さみしさ”を分散】



  • ガム

  • 炭酸水

  • 温かいお茶



少しでも“ラーメンモード”に入る前にスイッチを切ることができます。





④【ラーメンを食べる前提で、翌朝リカバー】



もし食べちゃった日でも大丈夫。


  • 水500〜700ml

  • 朝は味噌汁などで整える

  • 15〜20分の軽いウォーキング



これでむくみ・血糖値の乱れはほぼ調整できます。





◆ まとめ



夜ラーメンは「意志の弱さ」ではなく、

身体の仕組み+脳の反応+過去の記憶が合わさった自然な現象。


でも、ちょっとした工夫で

“太らないラーメンの楽しみ方”に変えることはできます。


あなたが望むのは、

「ラーメンを一生やめる」ではなく、

“食べても太りにくい体”をつくることではないですか?


そのためのサポート、いつでもできます。

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◆ 参考文献

・National Institutes of Health: Alcohol and nutrient balance

・Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism: Alcohol-induced hypoglycemia

・Nutrients: Salt appetite after alcohol intake

・日本臨床栄養学会誌:アルコールと血糖値の関係

・Frontiers in Psychology: Alcohol and decision-making

・日本生理学雑誌:塩分欲求とナトリウム調整機能




 
 
 

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