【休みの日は教養と休養を】
- 陽正 橘山
- 11月30日
- 読了時間: 4分
更新日:5 日前

―「ちゃんと休んでるのに疲れが抜けない」を卒業する日曜の使い方―
そう思う人、多いんじゃないでしょうか。
休みの日はしっかり寝たはずなのに、なぜか月曜日になると体も心も重い。
気付けば“休んだはずの休日”が、むしろ疲れを蓄えてしまう。
そして、仕事が始まる月曜の朝…
「休みに戻りたい…」 なんて思ってしまう、いわゆるブルーマンデー。
でもそれ、決してあなたの気合や根性が足りないわけじゃありません。
実は、週末の「休み方」にほんの少し工夫を加えるだけで、
月曜のパフォーマンスはガラッと変わります。
キーワードは “教養” と “休養”。
この2つをセットで使うと、休日の価値が一気に上がります。
今回は、論文や心理学・神経科学の知見も踏まえながら、
あなたの休日を“整う休日”にアップデートする方法をご紹介します。
① 「脳が喜ぶ休み方」瞑想は最強のメンテナンス
「瞑想って何をすればいいかわからない」
そう思っている人ほど、ぜひ取り入れて欲しい習慣。
ハーバード大学の研究では、
瞑想を8週間続けるだけでストレスや不安を感じる扁桃体の活動が低下
することが示されています(Hölzel et al., 2011)
つまり、瞑想は脳の“ストレススイッチ”を落としてくれる。
しかも、休日の朝に5分だけでもOK。
・深呼吸
・目を閉じて呼吸をゆっくり味わう
これだけで自律神経が整い、1日の質が自然と上がります。
休養のスタートは「脳の静けさ」から。
② 「自然に触れると脳が回復する」グリーンエクスポージャーの力
カナダのウォータールー大学の研究では、
自然環境に触れると脳の前頭前野の疲労が回復する
という結果が報告されています(Berman et al., 2008)。
いつも都会の喧騒の中で働いている人ほど、
自然の中に数十分身を置くだけで、脳の処理能力が回復。
・公園を散歩
・木の多い道を歩く
・川辺でコーヒーを飲む
など、何でもOK。
「何もしない」は立派な休養。
自然の力を借りれば、あなたの脳は勝手に整います。
③ 「読書や学びは最強のリターン投資」“教養の休日”で未来の自分をつくる
休日に30分の読書。
この小さな習慣が、翌週のパフォーマンスを大きく引き上げます。
イェール大学の研究では、
読書習慣のある人は「認知機能が高く健康寿命も長い」
という傾向が報告されています(Bavishi, Slade, Levy, 2016)。
つまり、
読書=脳の筋トレ。
特におすすめは
・仕事に直結する知識
・スキルアップの本
・心理学、哲学、経営など“思考の幅”を広げる本
これらは休日にやると吸収力が上がります。
“教養”は目に見えないけれど、
間違いなくあなたの人生の武器になります。
④ 「休日のスケジュールは60%でちょうどいい」心の余白が月曜の活力に
「やりたいこと全部詰め込む休日」
これが疲れを溜める最大の原因。
心理学では、
予定が詰まりすぎると回復ではなく刺激になる
と言われています。
予定は60%に抑えるのがベスト。
残りの40%は“余白”に。
・昼寝
・コーヒータイム
・ぼーっとする
・散歩しながら考え事
こんな“生産性ゼロ”の時間が、実は月曜のパフォーマンスを作ります。
⑤ 「ブルーマンデーをなくす」日曜夜のルーティン
日曜夜の過ごし方が、
月曜のテンションを決めると言っても過言ではありません。
おすすめはこの3つ:
軽いストレッチ(副交感神経UP)
10分の振り返り(“やるべきこと”を見える化)
翌朝の服・バッグを準備(意思決定を減らす)
ミシガン大学の研究でも、
“翌日の準備を前日に終わらせる人はストレスレベルが下がる”
と報告されています。
月曜の朝は、
「よし、いけるな」
と静かにスイッチが入った状態で迎えるのが理想。
その準備は、日曜夜から始まっています。
■ まとめ(行動を促す一言)
休日は 休むだけではもったいない。
“休養”で体と心を整え、
“教養”で未来の自分をつくる。
この2つを少しずつ取り入れるだけで、
あなたの月曜は確実に変わります。
あなたの休日が「整う日」になりますように。
まずはどれか1つから、今すぐ試してみてください。
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■ 参考文献
Hölzel, B. K. et al. (2011). Mindfulness practice leads to increases in regional brain gray matter density. Psychiatry Research: Neuroimaging.
Berman, M. G. et al. (2008). The cognitive benefits of interacting with nature. Psychological Science.
Bavishi, A., Slade, M., & Levy, B. (2016). A chapter a day: Association of book reading with longevity. Social Science & Medicine.
Michigan University Study on Decision Fatigue (2015).




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