【タンパク質不足はストレスを増やす?】
- 陽正 橘山
- 4 日前
- 読了時間: 5分
仕事が立て込んだ日ほど、帰り道になぜか缶ビールを手に取ってしまう。
「今日はストレス解消だ!」と言いながら気づけば飲み過ぎ、そして夜中にお菓子やラーメンに手が伸びる…。

朝起きた瞬間に
「あ、昨日食べすぎた…」
と、軽い後悔が始まる。
もし、これが “意志の弱さ” ではなく タンパク質不足 のサインだとしたら?
ストレスで暴飲暴食になるのも、仕事終わりにドッと疲れるのも、
実はあなたの 脳と身体が「材料不足」でパフォーマンスが落ちている 状態かもしれません。
今日は、忙しい社会人ほど知ってほしい
「タンパク質不足とストレスの関係」
について、最新の研究も交えながら分かりやすく解説します。
■【1】“ストレス食い” の裏には脳の材料不足がある
― タンパク質不足はメンタルに直撃する
ストレスが溜まると
「甘いもの → お酒 → 炭水化物」
この流れが止まらない人、多いですよね。
実はこれ、脳内の神経伝達物質(セロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリンなど)の材料が足りていない状態で起こりやすいと分かっています。
これらのホルモンの“材料”はほぼすべて アミノ酸(タンパク質)。
例えば…
セロトニン → トリプトファン
ドーパミン → チロシン
ノルアドレナリン → フェニルアラニン
つまり、
タンパク質不足=脳のストレス耐性が下がり、イライラしやすくなる体質
になってしまうんです。
海外の研究(Fernstrom, 2012 など)でも、
タンパク質由来アミノ酸が不足すると精神的ストレスへの耐性が低下し、
衝動的な食欲が増すことが示されています。
「なんか最近、気持ちのムラが大きい」「夜の食欲が爆発する」
そんな人はまず“材料補給”を疑った方が良いかもしれません。
■【2】“疲れが抜けない”のは燃料不足
― 筋肉だけじゃなく、身体の修復作業が止まる
タンパク質が少ないと、
筋肉だけでなく ホルモン・免疫・酵素・髪・肌・爪など全ての修復が遅れる ため、疲労感が蓄積します。
例えるなら…
家に帰ったら部屋が散らかっていて、明日の準備もできないまま寝てしまう
→ もちろん翌日も疲れたままスタート
まさにこの状態が体内で起きています。
「寝ても疲れが取れない」
「仕事の集中力が続かない」
これらも実は タンパク質不足の典型症状。
■【3】お酒好きほどタンパク質が必要
― アルコール代謝でもアミノ酸は消費される
仕事終わりの一杯が楽しみな人にほど、タンパク質は必要不可欠。
理由は簡単で…
お酒を分解するときにも大量のアミノ酸が使われるから。
アルコール分解に関わる酵素(ADH、ALDHなど)はタンパク質から作られています。
つまり、
飲む → アミノ酸が使われる → 体は「材料が足りない!」とSOS
→ 食欲増(特に脂質・糖質に走りやすい)
この悪循環が深夜の暴飲暴食につながります。
■【4】タンパク質をしっかり摂ると、“ストレス耐性” が上がる
― 忙しい社会人こそ「朝と昼」が勝負
タンパク質をしっかり摂ると、
・集中力
・判断力
・感情のコントロール
・睡眠の質
などが改善するのが特徴。
特に 朝と昼にタンパク質を摂ると、午後〜夜の暴食リスクが大幅に減る という研究データが多くあります(Leidy, 2013 など)。
● おすすめの摂り方
朝:卵+ヨーグルト or プロテイン
昼:鶏胸肉・サバ・豆腐・納豆など
夜:飲む日はプロテインを1杯加えるだけでOK!
“完璧を目指す” ではなく、
「タンパク質を1食につき20〜30g」を意識するだけで身体は劇的に変わります。
■【5】タンパク質が足りてる人の“パフォーマンスの高さ”が異常
― 体験者が口を揃える3つの変化
ジムのお客様でも、
「え、こんなに体調変わるの?」
と言う人が多いのがタンパク質。
十分に摂れるようになると…
仕事の集中力が続く
夜の暴食が消える
朝のダルさが軽くなる
特に「夜の食欲の暴走」が止まる人が圧倒的に多い。
意志の問題ではなく、
脳が必要な材料を取り戻した結果、自然と落ち着いていくんです。
■まとめ
まずは“材料”を満たすことから。あなたの毎日はもっとラクになる
ストレス・疲労・暴飲暴食は
気合いや根性でどうにかなる問題ではありません。
まずは タンパク質という「身体と脳の材料」 を満たすだけで、
驚くほど毎日のパフォーマンスが変わります。
今日からできる小さな一歩は、
“朝と昼にタンパク質をしっかり入れること”。
そして、もっと効率よく体調や体型を整えたい人は
専門家と一緒にやるのが一番早いです。
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参考文献
Fernstrom JD. Large neutral amino acids and serotonin formation. Nutr Rev. 2012.
Leidy HJ et al. The role of protein in weight loss and maintenance. Am J Clin Nutr. 2013.
Silber BY, Schmitt JA. Effects of tryptophan loading. Behav Brain Res. 2010.




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