【睡眠の質を9割下げる思考と行動】
- 陽正 橘山
- 12 分前
- 読了時間: 4分
― “寝れない理由は枕じゃなくて、あなたの“脳のクセ”かもしれない ―”

「寝る前にスマホは控えてるし、カフェインも気をつけてる。でも、なぜか寝ても疲れが取れない…」
そんな風に感じたこと、ありませんか?
・イベント続きで疲れやすい
・回復力が落ちてる気がする
・朝起きた瞬間からだるい
・“睡眠の質を上げる方法”は試したのに効果を感じない
もし少しでも当てはまったら、今日の内容はドンピシャです。
なぜなら 睡眠の質を下げている犯人は、思っている以上に「日中の思考と行動」だから です。
枕でもサプリでもなく、“あなたの脳と身体の使い方”に問題があるケースが圧倒的に多いんです。
①「今日ヤバい…」が脳を興奮させる|ネガティブ予測が睡眠を削る
東北大学の研究でも、ネガティブな感情は交感神経を強く刺激し、夜の入眠を悪化させることが示されています。
つまり 「今日疲れたな」「明日しんどそう…」という予測思考だけで、自律神経が乱れる んです。
● よくあるパターン
帰り道に「今日全然休めてない」
布団に入って「明日の準備まだだった…」
気づくと仕事の反省会が頭の中で始まる
これは実質、脳の“深夜残業”。
眠れるはずがありません。
▶ 対処法
帰宅後10秒でできる 「今日の終わりスイッチ」
→ 深呼吸3回+今日やったことを3つだけ思い出す。
これだけで副交感神経が優位になることが研究で分かっています。
② 夜の“だらだらスマホ”より危険なのは「疲れすぎ」|脳疲労が深い眠りを奪う
「疲れすぎて逆に寝れない」ってありますよね。
これは 脳疲労の蓄積によって、睡眠のスイッチが入りづらくなるため。
スタンフォード大学の研究では、
“脳の前頭前野が疲れ切ると、睡眠に入るタイミングが乱れる” と報告されています。
特に疲れやすい人は…
イベントや仕事が続いた
スケジュールぎっしり
人と会う時間が多かった
など “楽しいことでも脳は疲労する” のが落とし穴。
▶ 対処法
夜の予定がある日は“15分だけ脳を休める時間”を作る
(散歩・軽いストレッチ・シャワー5分のどれでもOK)
夜のスマホより先に「脳のクールダウン」
③ 「今日くらいはいいか」が連続すると、体内時計は壊れる|夜だけ自分に甘くなる罠
臨床睡眠医学のデータによると、
就寝時間が1時間ズレるだけで、睡眠の質は20〜30%低下する と言われています。
でも夜って…
お酒の後コンビニに寄っちゃう
ついSNSを見たくなる
気づくと夜更かし
「今日くらいは…」が、体内時計にとっては致命傷。
体は “いつ寝るのか” が分からないと、深い眠りを作れません。
▶ 対処法
「何時に寝るか」ではなく「何時に布団に入るか」を決める
毎日同じ“寝る前の行動ルーティン”を作る
(歯磨き→ストレッチ→照明ダウン 等)
④ 夜に“感情の処理”をしようとする|1日を引きずる人は眠れない
脳科学では、
強い感情は記憶とともに残りやすく、夜に処理しようとすると脳が覚醒しやすい と示されています。
つまり…
反省会
モヤモヤした会話
仕事の後悔
SNSで他人と比較
これ、全部「脳の覚醒スイッチ」
夜に感情の整理をするのは、
“寝る直前に激辛ラーメン食べる”くらい眠りには悪い行動です、、
▶ 対処法
感情の整理は夜ではなく“日中の5分”に行う
夜は「脳に優しい考え事」だけ許可する
(明日やりたいこと1つ、嬉しかったこと1つ)
⑤ 寝る直前に“追い込み行動”をする|心拍が下がらないと眠れない
エビデンスでは、
寝る前の心拍数が高いと深い睡眠に入るまでの時間が長くなる と分かっています。
なのに多いのが…
寝る前に家事のラストスパート
仕事の返信
激しめのストレッチ
運動動画で汗をかく
これでは体が「今から活動!」と勘違いします。
▶ 対処法
寝る1時間前からは“副交感神経タイム”
→ ゆっくりストレッチ、湯船5分、照明ダウン
体を温めてから冷ますと、入眠がスムーズに
【まとめ:今日から変えられる】
睡眠の質は、
特別なアイテムより「思考のクセ」と「行動の順番」で9割決まります。
今のあなたに必要なのは、
“頑張る” ではなく、
“脳と身体に優しい習慣を1つだけ入れること”。
疲れをその日に取りたい人こそ、
ほんの小さな行動の修正で、明日の回復力は見違えます。
まずはどれか1つ、
今すぐ試してみてください。
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【参考文献】
東北大学加齢医学研究所「感情と自律神経活動の関連性」
Stanford University Sleep Research Center
American Academy of Sleep Medicine
Clinical Sleep Medicine Journal
National Institute of Neurological Disorders and Stroke (NINDS)




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